重度障がい者施設でのコンサートは、聴衆も演奏者も音楽の持つ大きな力を実感したひと時でした。

施設の入所者の方々は全員車椅子で、お話ができる方は一人ぐらいで、栄養補給や呼吸の調整など、身体に器具をつけた方が多くいらっしゃいました。

コンサートは1時間を超えるものでしたが、演奏後の皆様の変化に、付き添いのお母様やスタッフの方々が驚いていらっしゃいました。

目を閉じていた方は目を大きく見開き、演奏の合間に回った「音花の樹」のメンバーとアイコンタクトを取り、海の音を表現する楽器では海を思い出したのか涙を流し、歌の曲では思い出のある曲だったのでしょうか、ここでも涙を流し、無表情な方々に生き生きとした光が差し、多くの笑顔が見られ、会場いっぱいに温かい空気が流れました。

「音花の樹」のメンバーと時間をかけ曲を選び、曲に合った音を細かく調整したことが実りました。今回のコンサートで「音花の樹」が目指している、<メッセージ性のある音楽を皆様の心にお届ける>という目標を、一つ達成することができました。

これから更にプログラムを充実させ、多くの方に音によるメッセージが届けられるよう、積み重ねていきます。